『髪質改善』という言葉が浸透してきていますが髪質改善にも色々な施術方法があります。
今まで紹介してきた髪質改善トリートメントや髪質改善ストレートの他に新たに注目を集めている『酸熱トリートメント』について今回は解説していきます。
髪質改善とは
そもそも髪質改善とは何なのか。
どのような髪の悩みのある方にオススメなのかお話していきます。
1うねり、広がりに悩むクセ毛の方
先天性の悩みであるクセ毛の方は毛穴や毛根のゆがみや髪の内部のバランス・髪のタンパク質のバランスが直毛の方に比べると崩れています。
なのでそのタンパク質や水分量の髪内部のバランスを整えることが必要になりうねりの強さやなりたいスタイルなどから『髪質改善トリートメント』か『髪質改善ストレート』を選択していきます。
2蓄積したダメージによる悩み
紫外線やドライヤー、アイロン、静電気などからくる熱によるダメージや日々の生活の中でのダメージによるまとまりにくさ。
またカラーやパーマなどを繰り返すことによって起こるダメージも広がりやパサつきの悩みが出てきます。
3加齢と共に起こるハリコシの低下
ホルモンバランスの乱れやタンパク質の流失しやすくなる加齢が原因で起こるエイジング毛での悩み。
このような悩みに1つでも当てはまる方は是非『髪質改善』をしていただきたいです。
髪質改善=ベースを整える
このように考え髪の悩みの根本を解決しなりたいスタイルを作っていきます。
髪質改善について更に詳しく知りたい方は是非コチラをご覧下さい。
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エイジング毛について詳しく知りたい方はコチラもご覧下さい。
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『髪質改善』がオススメな方がわかったところで今注目を集めている
『酸熱トリートメント』について解説していきます。
酸熱トリートメントとは
今までは髪のクセなどを直す方法として還元剤を用いていました。要は還元剤(アルカリ)を使って結合を切断し矯正していました。しかしこれがダメージの原因となるのです。
そこで酸熱トリートメントは還元剤が入っていなくてもクセが伸びるグリオキシル酸という主成分を使っている為、ダメージなしでクセを伸ばすことができるトリートメントのことです。
酸性の力とアイロンによる熱の力で髪の広がりやパサつきを改善してくれる『髪質改善メニュー』です。
今までの髪質改善メニューとの違い
クセやエイジングのうねり、ダメージによる広がりは髪の『ゆがみ』が引き起こしているものであってタンパク質の補給ではその『ゆがみ』は伸びません。
髪質改善=タンパク質の補給
で髪に必要な栄養を補い毛髪を強化していく。という髪質改善トリートメントがあります。これはダメージやエイジングによってタンパク質を流失してしまい乾燥し硬くなってしまった髪にケラチンを与え髪にハリコシを与え滑らかさをプラスしていく毛髪強化のコースです。
一方酸熱トリートメントは『ゆがみ』を矯正していくトリートメントになります。
酸熱トリートメントに使われているグリオキシル酸はシスチン結合は切らずに150度以上の熱を与えることで反応しイオン結合のみほどいていきます。なのでトリートメントなんですがアイロンの熱を与えていくことで熱の力と酸の力で髪の歪みを整えクセを押さえ、歪みを抑える事で髪にツヤを出していくことが出来ます。
なので髪の悩み、状態に合わせて
髪質改善トリートメントと酸熱トリートメントを選択していくことが大切です。
では酸熱トリートメントはどんな髪に向いているのかを詳しく解析していきましょう!
酸熱トリートメントをオススメしたい方
・ダメージさせずに髪のクセを抑える
・ダメージ毛の広がり、膨らみに効果有り
・エイジングでのうねり、チリつきを軽減させる
・ブリーチ毛にも効果的
・縮毛矯正の回数を減らしたい方
・細毛、軟毛、猫毛で髪質にお困りの方
このような方々には酸熱トリートメントがオススメです。
縮毛矯正と違いアルカリ剤ではなく酸を使うことでダメージがなくクセを抑える事が出来る
ですので縮毛矯正のようにしっかりとクセを伸ばしたい方には今まで通りの縮毛矯正がオススメです。
酸熱トリートメントのアプローチとしては根元のリタッチプラス毛先のダメージ部分への施術、縮毛矯正と縮毛矯正の間のケアとしてとても相性が良いので縮毛矯正の回数を減らしたい方、質感を更に上げたい方にオススメです。
エイジングのうねりや広がりにも酸熱トリートメントは効果的
エイジングのうねり(クセ)を和らげることで髪に必要な成分である油分・水分・タンパク質を補給した際髪の繊維まで浸透するので艶やかな綺麗な状態にしてくれます。
エイジング毛によって起こった乾燥やゴワツキも改善してくれるのでうねりを和らげるだけでなく自然なツヤ髪を実感していくことが出来ます。
酸熱トリートメントをすると傷む?
酸熱トリートメントを過去にされたお客様からこんな声を聞いた事があります。
「髪の毛が傷んだ」
「毛先がチリチリになった」
「クセが伸びてストレートヘアが続いた」
というお客様がいらっしゃいましたが、それは酸熱トリートメントなのでしょうか?
酸熱トリートメントはあくまでもトリートメントメニューなので、そのせいで髪の毛にダメージが起きることはありません。グリオシキル酸が主成分の酸性のトリートメント剤を使用するので、縮毛矯正に使われるアルカリ剤は一切使用していない為ダメージの心配はいりません。
でな、なぜ酸熱トリートメントで髪の毛が傷んだ、チリチリになったという声が出るのでしょうか。
サロンによるメニュー表記の違い
メニューの名前はトリートメントと書かれていても、実際は縮毛矯正剤を使用している場合もあります。
お客様から実際にお聞きしたお話をご紹介致します。
「トリートメントだと思って施術をしてもらったら、クセが伸びてストレートになってまとまるようになった。しかしそれから毛先の傷みやパサつきが気になるようになってしまった。」
その時の工程を確認すると、ストレートアイロンでクセを伸ばしたあとに、薬剤を塗って流して3時間くらいは施術にかかったとお聞きしました。
酸熱トリートメントの施術時間は1時間~1時間半以内で終わりますが、縮毛矯正は2時間半~3時間はかかります。
もし、施術時間が長く、ストレートアイロンのあとに薬剤を塗布する工程があったなら縮毛矯正をかけられている可能性が高いです。
サロンによってメニューの表記は様々であり、このメニューはトリートメントなのか縮毛矯正なのかはお客様は判断が難しい場合もあると思いますので、担当者としっかりとカウンセリングをして決めていきましょう。
酸熱トリートメントと縮毛矯正の工程の違い
酸熱トリートメントと縮毛矯正では工程に大きな違いがあります。
・酸熱トリートメントの工程
シャンプー → グリオキシル酸のトリートメント剤を塗布 → 流して保湿 → アイロンの熱で定着させて終了
・縮毛矯正の工程
シャンプー → アルカリ剤を塗布 → 流し → アイロンでクセを伸ばす → クセを固定させるために2剤を塗布 → 流し → 乾かして終了
アルカリ剤を使わない事はもちろんですが、ストレートアイロンで伸ばした後にまた髪の毛に薬剤を塗る工程があるかないかが大きな違いです。
酸熱トリートメントは先天的な元々のクセ毛を伸ばすものではありません。
年齢に伴うエイジングで起きたうねり、ダメージによる広がり、ハリコシ減少による絡まりなどの後天的なダメージに効果的なトリートメントです。
酸熱トリートメントの仕上がりはストレートアイロンで真っ直ぐになりますが、翌日に自宅でシャンプーをして乾かしたらストレートアイロンで仕上げたようにはなりません。施術前よりはダメージによる歪みが整ってまとまりやすい状態には改善できます。あくまでも酸を定着させるために熱を入れるだけなので、このストレート状態がずっと続く訳ではないので勘違いしないように気をつけましょう。
酸熱トリートメントでクセが伸びると思って予約をされる方は少なくありません。酸熱トリートメントはあくまでもトリートメントメニューなので、1ヶ月~1ヶ月半の頻度で継続的に施術をする事でまとまりやすい状態をキープしやすくなります。縮毛矯正と違って半永久的に元々のクセを伸ばす効果はないので、カウンセリングで酸熱トリートメントが良いのか、縮毛矯正が良いのかはスタイリストとしっかりとカウンセリングをした上で決めていきましょう。
縮毛矯正をかけるメリットとデメリット
[メリット]
・クセがしっかりと伸びてボリュームが落ち着く。
・うねりが改善されてストレートへアを楽しめる。
[デメリット]
・アルカリ剤を使用しているのでダメージを伴う。
・縮毛矯正をかけたての頃は良いが、根元のクセが伸びてきたときに境界線が気になり、ずっと縮毛矯正をかけていかないといけなくなる。
・カラーをすると色が沈みやすくなるため明るくすることが難しくなる。
・ブリーチしている髪の毛には縮毛矯正をかける事が難しい。ブリーチでハイダメージの状態に縮毛矯正をかけると、ダメージ具合によっては髪の毛が切れたりチリチリになる可能性が高い。
縮毛矯正はしたくないけれど・・・・
そんな方にも真っ直ぐにする縮毛矯正とは違いますがトリートメント効果で何度か酸熱トリートメントを続けることにより毛髪を健康な状態の形状に近づけていくので変形した毛髪によって起こる嫌なうねりも緩和することが出来、トリートメントによってツヤのある綺麗な髪へと近づけることが出来ます。
このように酸熱トリートメントをおススメしたい髪質は悩みによって様々です。
ダメージなしでまとまりの良い髪質に変えていけるのが酸熱トリートメントといえます。
というように酸熱トリートメントによって髪質改善できる方は様々です。
では次に酸熱トリートメントをオススメできない髪質の方についてのお話と酸熱トリートメントの注意する点をしっかりとお話していきます。
酸熱トリートメントのデメリット
・パーマとの施術不可
ウェーブスタイルには向きません。なのでパーマをかけている方、パーマをかけたい方は酸熱トリートメントは出来ません。
今後酸熱トリートメントで髪のベースを整えてパーマをかけるというのは可能ですが同時施術、直後のパーマはオススメしません。
・強いクセは縮毛矯正を
酸熱トリートメントは強いクセを縮毛矯正のように伸ばすものではありません。髪のうねり、歪みを和らげるものです。なのでクセをしっかり伸ばしたい方はこれまで通り縮毛矯正が必要です。
・カラーの退色をする場合がある
酸熱トリートメントも多数のメーカーが出しています。なので一概に退色します。とはいえません。
グリオキシル酸がもともとph1の強い酸です。各メーカーごとこのphをコントロールしてだいたいph3前後にしています。
ですのでメーカーにより多少のバラつきがあり酸が強い設定の場合退色もあるのでカラー直後は1度担当者に相談すると良いと思います。
同日の施術は可能です。
・トリートメントとしては高価・時間もかかる
トリートメントとしては大体の相場が10,000円は超えるところが多いので少し高く感じます。時間も1時間~1時間半かかるので通常のトリートメントよりも価格と時間はデメリットと思う方もいるかもしれません。
アイロンの時間や質感を感じてもらえれば納得していただけると思います。
注意点
・塩素に弱いので施術後プール、海、温泉に行く方はトリートメントの持ちが悪くなることもあるのでその予定がある方はご相談下さい。
・数日ニオイが気になる場合も・・・
酸特有のニオイが数日残る場合もありますがそこまで強いニオイではないのでご安心を。
このように酸熱トリートメントをするにあたってしっかりと知っておいて頂きたい部分があります。
そして酸熱トリートメントを導入するにあたり何種類かの酸熱トリートメントがあることを知りました。酸の違いによってのPHの数値も違うのでニオイや退色や質感の違いがありました。数種類の酸熱トリートメントを試して様々なデメリットも検証してきた結果ついに理想の酸熱トリートメントを見つけました!!
AUQWAが厳選した酸熱トリートメントとは?
まずは毛髪診断をカウンセリングでしっかりとしていきます。
酸熱トリートメントが必要なのか。もしくはタンパク質での栄養補給なのかを見極めていきます。
1表面、毛髪内部から改善!!
水道水に含まれるカルシウムイオンで髪のゴワつきを招いているかもしれません。なので、まず表面に付着した阻害要因をシャンプーで取り除きます。
そこから毛髪内部のカルシウムイオンを取り除き、素髪へと戻します。
そうすることによってトリートメントの成分が届きやすい状態になります。
2毛髪ケアテクノロジー効果!!
ダメージやうねりの原因とされている髪の歪んだ形状を補正していきます。根元付近からしっかりと塗布していくことで根元から毛先までしっかりと歪みを取りうねりを和らげていきます。
3歪みを補正してトリートメントを!!
髪の悩みや状態に合わせたトリートメントを選んで補修成分をダメージ部分に集中的に注入していきます。
紫外線や熱など様々な外的ダメージの要因となるものから髪を守るベースを表面に作っていきます。
外部補修によってトリートメント効果を閉じ込め持続させていきます。
4アイロンで髪の歪みを整えながらトリートメントの定着を!!
最後にアイロンで髪の歪みを整え、150度以上の熱に反応するグリオキシル酸のトリートメント効果をアイロンの熱でしっかりと定着させていきます。
というのがAUQWAの酸熱トリートメントですが髪質改善トリートメント同様1回の施術で綺麗になるものではありません。
BEFORE
AFTER
数回重ねることで髪の歪みを改善し質感が変わったのを実感していくと思います。まずは髪の現状を把握しプランを立てましょう。
ライフスタイルや年齢と共に変わっていく髪の悩みを是非ご相談下さい。1人1人に合った改善方法をご提案させて頂きます。