前回は人気のメンズスタイルについて書かせていただきましたが
参考になったでしょうか?
時代と共にヘアスタイルは日々進化していき、日々多様化していきます。
僕らは時代の流れをしっかりお客様に伝えていきたいと思いますので
宜しくお願いします!
前回のメンズスタイルについてのブログをぜひ見てください!!
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人気のメンズショートスタイルを大公開♪
さて僕が日々サロンワークでメンズスタイルを作る上で大事にしている事があります。
それは【シルエット】です!
僕ら美容師は【フォルム】とも言っています。
スタイルの形がメンズスタイルは凄く重要になってきます。
ヘアスタイルの形によってお客様の見え方も変わってきますので
バランスを見ながら切っていきます。
メンズスタイルは基本、立たせたりして髪の毛を動かしたりする
スタイルが多いので1cm長くなったり、短くなったりすることで
全然スタイルが変わってきます。
そのバランスは色々ありますが、僕はその中でバランスのとり方を
以下の事を注意をしてバランスを取るようにしています。
これから僕がメンズカットする上で注意していることを紹介していきます。
1、前髪の長さや軽さ
まず一番お客様の見えてる部分の前髪!
ここは一番重要になってきます。
ここで気にしてカットしている事はあまり軽くしすぎない事!
前髪は長め、短め関係なく横からみたシルエットも作ってくれる場所なので
根元からスカスカにしてしまうとダメですよね。
長めだと基本重めにしています。
横に流したりする事もあるのでなるべく根元には軽さを入れないように
しています。
2、横の長さや角度はお顔の形を見てカットする
横の長さはお客様のご希望などもありますが、
お客様のお顔の形や頭の形によって変えます。
頭の骨格的にハチは張ってる方は横の長さを短くしてなるべくタイトに
仕上げたりします。横をタイトにすることでトップの方に高さが出るように
なるのでバランスをとります。
そしてお顔の形は面長の方は横に丸さを持たせるようにしていきます。
タイトにしますとより面長を強調してしますので長さと丸さを少し出しながら
バランスを取るようにしています。
そして丸顔や下膨れの方は横のバランスをタイト気味に角度を作っていきます。
顔の丸さや下膨れのお顔の方はサイドに長さがあったりすると
頭も大きく、お顔も大きく見えてしまいます。
なので髪の毛の方をなるべくコンパクトな感じにします。
できればサイドはカリアゲをしたほうがいいと思います。
そしてトップの髪の毛も長さがあってフワッとするよりは
あまり長すぎずに少し立たせるくらいがいいかと思います。
3、襟足の長さは首の長さと頭の長さで決める
近年のメンズスタイルでの襟足の長さは年々短くなってきている風潮にあります。
10年くらい前まではウルフカットなどの名残りからの襟足長めが主流でしたが
時代と共に現在ではネープレス(襟足が短い)お客様が増えてきています。
そのウルフカットの襟足長めの時代は襟足を長めにしてトップを立たせることで
日本人に多いハチ張りで横に広がりやすい髪をヘアスタイルのバランスで
縦に長く見えるようにして骨格調節をおこなってきました。
お客様の悩みをフォルム(シルエット)でカバーして悩みを解消したわけです。
昔もれっきとしたバランスをしっかりしたスタイルだからこそ流行したんだと
思います。
そして現在の襟足短めの襟足に関しては僕の場合は首の長さと頭の長さを見て
長さ設定をおこなう事が多いです。
首の長さと頭の長さはなんで関係するのかといいますと、
ウルフカットのときもそうなんですが、日本人の大半はハチがはっており横に
ボリュームが出やすい傾向になりますのでなるべく縦長になるようにしています。
トップがペタンコに見えるからです。
その為に髪の毛の面積を縦に長いように見えるように頭が長く首も長い方は
襟足を短く設定してバランスのいい縦長なスタイルを提案しています。
そして頭の長さは普通で首が短い方は襟足のうぶ毛付近の毛もあまり剃りすぎない
ようにして少し長さを残すようにしています。
プラスで襟足のカリアゲした際の襟足の形にも少しこだわっています。
メンズスタイルの場合は角が残るように襟足を剃るようにしています。
あまり丸さが残るようにしてしまうと女性っぽくなりやすく
男性らしい力強さが消えてしまうと思うのでキリッとするように
角を残すようにしています。
4、絶壁に見えないようにカットする
日本人のほぼ大半の方が頭の形が絶壁だと思います。
頭の形が丸くなっていなくて、凹んでいたり左右の凹み具合も
違う、そして極めつけは絶壁の場所につむじがあるなど、
この場所はかなりの難易度の高い場所になるのです。
もちろんここを綺麗にカットすることでお客様自身もセットがしやすく
なったりするのでメンズスタイルでも必ず絶壁の骨格を修正するようなカットを
しています。
この場所をふんわりする事でヘアスタイルのフォルムが出来上がってきます。
お客様自身ではあまり良く見えない部分ですが、周りからの印象としては
かなり重要になってきます。横からのシルエット(フォルム)に関係してくる場所なので
友人などからも見られた時に綺麗なボリュームが出てるスタイルであれば
友人の方も真似したくなるようになるかも知れませんし、写真に残った際も
その部分を気にしないで済むのでノンストレスだと思います。
僕自身も絶壁なので長さや形で対処したり、パーマをしてボリュームを
だしたりもしました。
同じ悩みがあるからこそ、どういうシルエットがいいのかはご提案やご相談も
できますので安心して下さい!!
5、全体の量感は全部を同じ感じに軽くしない
メンズスタイルは女性のスタイルと違って、ワックスやジェルなどで
髪の毛を立たせたり、フワッとさせたりするので
ある程度しっかり髪の毛の量を取ります。要するに「梳く」ということです。
15年くらい前はとにかく梳いてスカスカなスタイルが主流でしたが
正直あまり全体が同じようにスカスカになってしまうと
せっかくベースのカットをしっかりしたのにスタイルのモチが悪くなってしまいます。
なので適材適所の量感調節が必要になってきます。
僕が量感調節で注意していることは、年齢に応じての梳き方を変える事。
年齢が高くなるにつれて髪の毛も細く少なくなってきたりもします。
その場合はやはりあまり梳かないようにはしています。
髪の毛がある方でも年齢が高い方はあまりスカスカで若者みたいに髪の毛が
動いて今風のスタイルを作るよりは、少し重めな感じでスタイリング剤などで
ツヤを与えたりして大人な雰囲気を出すようにしています。
基本的には重め軽めはトップの軽さを言っています。
トップの軽さがシルエットを作る上で大事になってきますので
軽い感じだと重めの感じよりシルエットが短く見えやすいのでその辺の
バランスをお顔や髪の毛の質感、年齢に応じて変えさせていただいています。
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まだまだ書くことも沢山ありますが僕自身は上記の事を常に意識しながら
メンズカットをさせて頂いています。
自由が丘のメンズマーケットはカジュアルシーンからビジネスシーンまで
さまざまな年代や職種のお客様がいらっしゃいますので
お客様のシーンに合わせたシルエット(フォルム)を意識して
メンズスタイルを作らせて頂いていますので
現在ヘアスタイルで気になる所がある方やお悩みなどがある方は
お気軽にご相談下さい!